Friday, May 30, 2014

松山、21位発進「最近の中では一番いい感じ」

松山英樹(22)=LEXUS=は4バーディー、2ボギーの70で首位と7打差の21位とまずまずのスタートを切った。石川遼(22)=カシオ=は1イー グル、3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの72で45位。63をマークしたロリー・マキロイ(25)=英国=が単独首位に立ち、3打差の2位にバッ バ・ワトソン(35)=米国=ら3人がつけた。前週優勝の世界ランキング1位、アダム・スコット(33)=オーストラリア=は6打差の11位。

 米ツアー初優勝のチャンスを逃した前週の最終日の反省を生かした。松山はショートパットをみっちり調整して臨み、26パットと上々の滑り出し。「パットが良かったので、その影響でショットもうまく打てた」と相乗効果に笑顔を見せた。

 序盤はショットがピンに絡まなくても、長いパットを寄せてストレスのないパーを重ねた。6番で3メートル、7番で1・6メートルを決め連続バーディー。 2打目を水路に入れた11番など2ボギーで振り出しに戻ったが、2オンに成功した15番パー5と2・5メートルを沈めた18番で2アンダーまで盛り返し た。

Tuesday, May 20, 2014

B・ホーガンゆかりの地 攻略の鍵はショットバリエーション

同大会は、1946年からスタート。コースがあるフォートワース在住のベン・ホーガンは通算で5勝しており、コースは“ホーガンズアリー(ホーガンの通り道)”と名づけられた。

 ホーガンは1912年生まれ。板金屋をしていた父が事業不振を苦に自殺したため、少年時代は駅で一日中新聞売りをしてベンチで夜を明かすことも珍しくなかったという不遇な時代を過ごした。

 ゴルフと出合ったのは11歳のとき。地元のグレンガーデンCCでキャディを始め、プロゴルファーの道を選択した。

 苦労してフェードボールを生み出し、46年に13勝、47年に7勝、48年に10勝と、トップ選手の座を確かにしていった。しかし49年、自動車を運転中に大型バスと衝突する大事故を起こしてしまった。

 一命は取り留めたものの骨盤の複雑骨折、鎖骨、肋骨(ろっこつ)の骨折などを負い、競技ゴルフに再び戻ることは不可能だと見られていた。

 しかし、不屈の闘志で奇跡的な復活を果たし、50年の全米オープンで優勝をつかみ取った。