松山、ダンロップとウエア契約

男子ゴルフ昨年の賞金王、松山英樹（２２）＝ＬＥＸＵＳ＝がダンロップスポーツとウエア契約を結んだことが２６日、分かった。年間５０００万円の複数年契 約（金額は推定）で、近日中に発表される。今季メジャー初戦のマスターズ（４月１０～１３日、ジョージア州・オーガスタナショナルＧＣ）を控え、用具、航 空会社、所属に加え、未契約だったウエアが決まった。

　昨年４月２日のプロ転向後、ユニクロなど８社が名乗りをあげた争奪戦は、今年に入りダンロップスポーツとドイツの高級ブランド、ヒューゴ・ボスの２社に 絞られた。年間１億円の大型契約を提示した企業もあったが、松山がこだわったのは機能性。大会中に数社を試しながら、体に合うウエアを探してきた。金額や デザイン性より、プレーに集中できるウエアを最優先して検討。アマチュア時代から着用し、用具契約も結んでいるダンロップ製を選んだ。

　松山は数日中にマスターズへ向けて渡米。ロサンゼルスで約１週間調整した後、オーガスタへ移動。プロとして初めて迎えるマスターズは、初出場だった１１年に２７位でローアマに輝き、世界に名を知らしめた大会。２年ぶり３度目の挑戦へ、サポート態勢が整った。

松山、マスターズ直行 キャデラック選手権後に“休養”

男子ゴルフの松山英樹（２２）＝ＬＥＸＵＳ＝が、６日からの世界ゴルフ選手権シリーズ「キャデラック選手権」（米フロリダ州）出場後に一時帰国し、４週間大会に出場しないで「マスターズ」（４月１０～１３日、米ジョージア州）に“直行”することが４日、分かった。

　松山は前週の「ホンダクラシック」初日に左手首痛を訴え、２日目スタート前に棄権した。重傷ではなく、３日は今週の会場で約５時間の練習。「痛かったら あんなに打てないでしょう？　大丈夫です」と明るい顔で話した。２０日に東北福祉大の卒業式があり、中４週で「マスターズ」に向かう日程は故障の影響で決 めたものではないが、無理はせず、じっくりと２年ぶり３度目のオーガスタに備える。

　また、石川遼（２２）＝ＣＡＳＩＯ＝は同週開催で２年前に２位に入った「プエルトリコオープン」に出場する。